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　ただいまのBGMは銀河鉄道の『銀河鉄道』なり。何年のリリースなのかよく知らないんだけど、70年代前半なのは間違いないです。はっぴいえんどチルドレン・・・とうには限りなく同世代っぽいですが、当時彼らはまだ高校生だったわけで、リアルタイムで影響を受けまくった「はっぴいえんど」を意識したアルバムとなったのも納得ですよね。それにして高校生でこのデキとは恐れ入ります。柳田ヒロによるアレンジでしっかりとした音作りになっていますが、メンバーには不満だったようですね。当時アコギとパーカッシュンだけで演奏していたような彼らですから、このようなメジャー寄りのサウンドには違和感を感じたのでしょう。でも現在、聴く分には程良いアレンジで楽しめるんですけどね。

　曲もいいし、青いながらも歌もハーモニーも素敵です。でもリリース時には全く売れなかったでしょうね。結局2枚のシングルとこのアルバムのみで解散ですからね。数年前に「喫茶ロック」ブームが起こり、その時にCD化されました。まぁ私もその時に初めて聴いたんですけどね。でも初めて聴いた時は結構衝撃的でしたよ。こんな素敵なアルバムが、今までほとんど知られずにいたなんて！って本気で思いましたから。その頃、録音はしたもののお蔵入りしていたセカンドもCD化されました。これもまた素晴らしいアルバムです。

　私の持ってるCDの帯に「70年代のサニーデイ・サービス」なんて本末転倒なキャッチフレーズが付いてますが、なかなかに言い得て妙な感じではあります。今の耳で聴いてもそれほど古臭く感じないと思うけど、それは私が普段70年代の音ばかり聴いてるからなのかもしれません。でも良いアルバムとういうの間違いないですね。

銀河鉄道