addsomemusic2010-11-05



 ただいまのBGMはJEFFREY COMANORの『A ROUMOR IN HIS OWN TIME』なり。1976年リリースの3rdかな。個人的にはジェフリー・コマナーのアルバムの中で1番好きだったりしています。


 フィフス・ディメンションのスタッフ・ライターを務めたり、映画『真夜中のカーボーイ』に曲を提供したりと60年代からソングライティングには定評があったコマナー。彼の1stや2ndもその流れを汲むソフロ寄りのSSWで、やや内省的ではあるものの、彼のソングライティングの素晴らしさは十分に伝わる内容でした。


 76年という時代なのか、当時主流だった西海岸で録音されたこのアルバムは今までのアルバムと違ってカラッとしていて爽やかさが溢れたいかにも当時のイーグルスとかを彷彿させるようなウエストコースト・アルバムに仕上がっています。そりゃそうだバックにはドン・フェルダー、テイモシー・B・シュミット、ジョー・ウォルシュドン・ヘンリーといったイーグルスのメンツが参加してるんだから。おまけにJ.D.サウザーやフールズ・ゴールドのトム・ケリーまで参加。驚くことにアル・クーパーの名前までありますからねぇ。彼らの影響を大きく受けたようなサウンドですね。特にギター・サウンドやハーモニーで参加メンバーの功績が顕著に現れてますね。もうウエストコーストの音が大好きな方にはマストでしょうね。


 彼の代表作といえばイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーが取り上げた「WE'LL NEVER HAVE TO SAY GOODBYE AGAIN」でしょうか。その素晴らしい名曲のセルフ・カバーが収録されているのもポイント高いですよね。