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　ただいまのBGMはTHE RFDの1971年にリリースされた『LEAD ME HOME』なり。数年前に韓国のレーベルから奇跡ともいえるCD化で狂喜してましたが、この度なんとアナログでリイシューされました。オリジナルは高値の花なんでアナログ党の私としては嬉しい限りなので、今回久しぶりに取り上げてみました。

　5人組のクリスチャン・フォーク・ロック・バンドによる1971年にリリースされた唯一のアルバム。レコード番号もないような自主盤で、オリジナルは激レア。いかにも自主盤といった音作りにメジャーな音楽しか聴いたことがない方には戸惑うようなモノかもしれません。でもこのなんともいえぬ生々しさがマイナーならではの良さなんですよね。なんといっても紅一点のDEBBIE McKEEのボーカルが素晴らしい。この澄んだ歌声に、男性のハーモニー。もちろん男性ボーカルがリードを取る曲もあるんですが、やはり女性ボーカルの曲が際立って美しいですね。「LONER」は名曲デス。シンプルなアレンジやメロディの曲がほとんどなんですが、そこに佇むピュアな感覚に鳥肌が立ちます。素敵なハーモニーがシンプルな演奏にのって気持ちよく響き渡ります。ジャケも含めて本当に手作り感溢れるようなモノ。分からない人には一生理解できない部類の音楽かもしれませんが、自主フォークやフォーク・サイケあたりの音に抵抗感がない方にはまさに一生モノともいえるアルバムだと思います。UKフォーク好きの方のほうが気に入るような内容かもしれませんね。

LEAD ME HOME