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ただいまのBGMはTED LUCASの1975年にリリースされた『TED LUCAS』なり。デトロイトのマイナーSSWで60年代にはSPIKE DRIVERSというガレージ・バンドのメンバーでした。SPIKE DRIVERSもヴェルヴェット・アンダーグラウンド的なサウンドでしたが、このソロもアルバム全体をアシッド・フォークの世界観が覆っており、退廃的な魅力を醸し出しています。
シンプルなサウンドなのがよりアシッド色を際立たせており、あまり一般受けするような質感ではないかもしれません。でもねぇ、これがハマルんですよ。淡々とした楽曲達がなんとも染みるんだ。彼のボーカルにも不思議と落ち着いた魅力があるんですよね。割と短めのボーカル曲はどれも良いです。アルバムB面は3曲と少なく長尺な曲があったりもしますが、インスト・ナンバーでこれもまた不思議な世界観を振りまいています。
不思議なイラストのジャケですが、このデザインは後に売却されてジャーニーのジャケで有名になりますね。ジャーニーのほうで見たことある方は多いんじゃないかな。
オリジナルは割とレアなんですが、このアルバム最近になって韓国のレーベルからCD化されましたので気になる方はぜひ!同時期にアナログもリイシューされてますので、私のようなアナログ党に方も買えるうちに買っておきましょう。
- アーティスト: Ted Lucas
- 出版社/メーカー: Riverman Music
- 発売日: 2010/09/14
- メディア: CD
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