addsomemusic2011-03-10



 ただいまのBGMはDARLING & STREETの『THE POSSIBLE DREAM』なり。これはエリック・ダーリンとパトリシア・ストリートとのデュオとしてヴァンガードから1975年にリリースされたポップ・フォーク・アルバム。


 エリック・ダーリンはウィーヴァーズやルーフトップ・シンガーズなどを渡り歩いた60年代フォークの重要人物のひとりで素晴らしいソロ・アルバムも何枚かリリースしていますね。パトリシア・ストリートはルーフトップ・シンガーズの3代目ボーカリストでもありました。そんな二人がコンビを組んで曲を作り歌いつづけて12年目(!)にして遂にアルバムをリリースする機会に恵まれたそうです。それがこのアルバム。ルーフトップ・シンガーズを彷彿させるポップ・フォークで楽しくもあり素敵な輝きに満ちたアルバムになっています。


 二人の息のあった歌もいいけど、なんといっても曲が最高なんですよね。全曲オリジナルで今まで書き貯めた名曲を大放出しており駄曲なんて一曲もないです。まさに奇跡のアルバム。個人的には一曲目の「AL PERRIN, AT THE END OF MONTH」が超ポップで大好き。「HOME」なんて絶対ソフトロック好きにも受けます。バック陣にエリック・ワイズバーグの名前があるのも注目ですね。


 CD化されてたんですが、どうやら廃盤のようです。残念。こんな名盤、ぜひ再びCDでリイシューして欲しいですね。