addsomemusic2005-10-31



 「犬ジャケにハズレなし」とは誰が言った言葉なのか知らないけど、すごく名言だと思いますね。だって犬ジャケでハズレ盤なんていままで見たことがないぞ!もうジャケにワンちゃんがいるだけで、こちらもウキウキしてきますからねぇ。


 LEONARD SCHAEFFERの『A BOY & HIS DOG』もそんな犬ジャケが素敵な1枚。ワーナーからのリリースで、何年のリリースなんだろ?よく知りませんがおそらくサウンドからして70年代に間違いはないと思います。


 これまたなかなか素敵なSSWアルバムで、フルートやフィドルの音色も心地良い暖かなグッドタイム・ミュージックだと思います。LEONARD SCHAEFFERのボーカルはとても線が細い感じですね。でも彼の歌には「優しさ」が溢れています。安心して耳だけでなく心まで彼に委ねられるような優しい歌声なんです。人によってはパンチがないんで物足りなく感じるかもしれませんが私は大好きですね。


 SSWアルバムなんですがギター色は薄いかなぁ。オープニングの「DREAMIN'」はピアノを中心とした曲で、ハーモニーや間奏でのフルートなど、まさにタイトル通りドリーミンな1曲だと思いますね。シンプルな小品「THE MEETEING」もピアノ中心でこれもまた心地良い。明るいホーンが効果的で朗らかなグッドタイミー・ソング「SMILE ON THE OUTSIDE」、フィドルが鳴り響くこれまたグッドタイミーな「LOVE, LOVE, LOVE」・・・など、なかなかの粒揃い。初期ニルソンを彷彿させる楽曲が多いですね。こんなの本当に大好きなんだよなぁ。


 相変わらずの不勉強ぶりなもんで、LEONARD SCHAEFFERのことは全然知りません。他にもアルバムでてるのかなぁ〜?