addsomemusic2011-06-19



 ただいまのBGMはWARD & JOHNSONの『AWEIGH WITH WORDS』なり。その昔、なかなかやりそうなジャケに釣られてゲットしてその内容の素晴らしさに歓喜した1枚です。1975年リリースのオーストラリアのフォーキー・デュオで、二人による歌とギターを中心にベースやドラムが加わるシンプルなアコースティック・バンドといったところ。RCAからのリリースなんで、オーストラリアでは当時名前が知られていたのかもしれませんが、遠く離れた日本に住む私には知る由もありませんけどね。


 なんといってもそのメロディー・センスに唸ります。美メロにアコギとハーモニー・・・これだけで私のツボを刺激しまくりですからねぇ。オープニングの「IF IT DON'T SNOW」の素晴らしいこと。フィドルが絡む「COAL HOUSE WOMAN」も軽快にして爽やか。ギターとマンドリンの絡みが素晴らしい「LE DESOLE」、バンジョーが心地良いカントリー・タッチな「REBOUND LADY」、ゴリゴリしたベースがカッコイイ「ROOM AT THE TOP」などなど名曲のオンパレード。オススメ! 
 

addsomemusic2011-06-11



 すいません、放置状態と化しています・・・。みんなが忘れた頃に更新しておきます(笑)。


 ただいまのBGMはROBERT CONWAY WITH JUDY NETTの『STORIES FROM COBBS HILL』なり。1983年リリースのマイナーSSWアルバムだけど、これは本当に素晴らしい。柔らかい歌声が特徴のROBERT CONWAYですが、彼のソングライティングのセンスは特筆すべきものです。全体に温かみのあるタイプの曲が揃っていて、この和み度の高さは心地よさバツグンです。もちろんここでの主役はROBERT CONWAYなんですが、「WITH JUDY NETT」とあるように、素敵なハーモニーでサポートしてくれてるJUDY NETTの力は大きいですね。決して出しゃばることもなく、なんとも奥ゆかしく美しい歌声を聴かせてくれています(彼女がリードを取る曲もあります)。


 全曲オリジナルの捨て曲ナシ。和み系SSW好きには絶対的なアルバムだと思います。1983年という時代にこの温もりある音はマイナーならでは。80年代のマイナー・プレスものって案外入手が難しいんですよね。それほどレアではありませんが、これも案外見かけない1枚。私も随分探しました。まだまだ知る人ぞ知るってタイプだと思うんで今のうちにゲットでしょう!

addsomemusic2011-05-19



  ただいまのBGMはTHE ESSO TRINIDAD STEEL BANDの『THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND』なり。あのヴァン・ダイク・パークスのプロデュースにより1971年にリリーヅされた快作!まさにカリブの熱いグルーヴ!トリニダート・トバコスティールパンによるアンサンブルは最高にゴキゲンです。


 スティールパンはガソリンの入っていたドラムカンで作られた楽器です。エッソ製のドラムカンが良いとのことでグループ名にも使われちゃいました。こういったセンスも陽気なカリブらしさですよね。


 なんといって選曲がいいんですよね。当時のヒット曲からヴァン・ダイク・パークスの「COME YO THE SUNSHINE」まで取り上げているのはご愛嬌かな。特にジャクソン5の「I WANT YOU BACK」は最強。私がDJやってたら必ず流すであろう最強のネタです。


 ヴァン・ダイク・パークスは同時期にマイティ・スパロウのアルバムも手掛けています。それに自身のソロ『DISCOVER AMERICA』と3枚合わせて聴くのが正しいですね。余裕があればゴールディ・ホーンの「PITTA PATTA」の7inchもセットにしたいところですが、こちらはやや入手困難か?でも内容は最強なんでこれらのアルバムがお好きな方は探してでもゲットしましょう!



addsomemusic2011-05-06



 ただいまのBGMはNITTY GRITTY DIRT BANDの『UNCLE CHARLIE & HIS DODG TEDDY』なり。1970年リリースのアルバムでカントリー・ロックの名盤だと思います。同じカントリー・ロックでもイーグルスやポコなんかと比べるともっとルーツに根付いたような感じ。その後、カントリー・ロックというよりもカントリー・バンドと化してしまいましたからね。ちなみに初期の作品はもっとジャグ・バンドっぽいサウンドのバンドでした。


 なんといっても収録曲が本当に良い曲ばかりなんですよ。オリジナルもありますが、ここで取り上げたカバー曲のセンスの良さと、その素晴らしい解釈がまさに特筆モノ。とてもハッピーな気分にさせてくれます。


 オープニングはマイク・ネスミスによる「SOME OF SHELLY'S BLUES」。オープニングでこのナンバーではすでに勝負アリでしょう。高らかに鳴り響くバンジョーに最高に素敵なハーモニー。堪りませんね。ケニー・ロギンスによる「YUKON RAILROAD」や「HOUSE AT POOH CORNER」も軽快で良いデキです。その「HOUSE AT POOH CORNER」とジェリー・ジェフ・ウォーカーの「MR. BOJANGLES」の2曲がやはりこのアルバムのハイライトでしょうね。「MR. BOJANGLES」なんて数あるカバーの中でもトップクラスの出来栄えだと思います。まぁ私が始めてこの曲を聴いたのはこのNITTY GRITTY DIRT BANDのバージョンだったんでかなり愛着があるんですけどね。名盤です。

ヤフオク出品中

addsomemusic2011-04-18



 USフォーク・サイケのレア盤を放出です。ほとんど見ることもないようなモノなのでこの機会にぜひ!
 
 内容がつまらないから放出してるわけではないです。ちょっとお金が必要になったんで内容の良いものから出品しています!


 http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/nk1970jp
 

addsomemusic2011-04-14



 ただいまのBGMはGARY HIGGINSの『A DREAM A WHILE BACK』なり。GARY HIGGINSといえば1974年にリリースされた『RED HASH』が唯一のアルバムで、アシッド・フォークの大名盤でもあります。そんな彼の1970年〜1971年に録音された未発表音源が今年になってリリースされました。6曲入りと少ないんですが、それでもここで聴ける絶妙な浮遊感のあるアシッド・フォークは『RED HASH』に収録された曲と比べても何の遜色もありません。1970年の時点で彼の音楽性は既に確立されていたんですね。


 この6曲入りアルバムはDRAG CITYからリリースされました。『RED HASH』の再発もココからでしたよね。う〜ん、いい仕事しています。もちろんCDで出てますが、アナログもリリースされたんで、私は喜んでアナログの方を購入させてもらいました。


 6曲なんであっという間に終わっちゃいますが、何度でも繰り返し聴きたくなるような魅力に溢れています。派手さの微塵もない地味なアシッフォ・フォークの世界。好きな人には堪らないものがあると思います。


A Dream a While Back

A Dream a While Back

addsomemusic2011-03-26



 ただいまのBGMはDAN DONAHUEの1978年にリリースされた『LONG DISTANCE RUNNER』なり。カナダのSSWで、これは本当に素敵なアルバムです。長らく聴いてなかったんですが、さっきヤフオクに出品されてるのを見て無性に聴きたくなって取り出してきました(笑)。まぁ私の音楽の聴き方なんてこんなもんです。


 70年代後半のオーソドックスなSSWアルバムではあります。野暮ったくなく、洗練されたイメージが強いかな。演奏も派手さはないんだけど、しっかりとしたバッキングをしてくれている曲はなかなか軽快な印象が強く耳に残りますね。もちろんカナダを思わせるような落ち着いた曲もあって、それもまた染みるんですよね。なんといっても捨て曲がなく、本当に良い曲が揃っていてアルバム通して楽しめる1枚に仕上がっています。SSW好きにはマストな1枚でしょう。