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ただいまのBGMはDARLING & STREETの『THE POSSIBLE DREAM』なり。これはエリック・ダーリンとパトリシア・ストリートとのデュオとしてヴァンガードから1975年にリリースされたポップ・フォーク・アルバム。
エリック・ダーリンはウィーヴァーズやルーフトップ・シンガーズなどを渡り歩いた60年代フォークの重要人物のひとりで素晴らしいソロ・アルバムも何枚かリリースしていますね。パトリシア・ストリートはルーフトップ・シンガーズの3代目ボーカリストでもありました。そんな二人がコンビを組んで曲を作り歌いつづけて12年目(!)にして遂にアルバムをリリースする機会に恵まれたそうです。それがこのアルバム。ルーフトップ・シンガーズを彷彿させるポップ・フォークで楽しくもあり素敵な輝きに満ちたアルバムになっています。
二人の息のあった歌もいいけど、なんといっても曲が最高なんですよね。全曲オリジナルで今まで書き貯めた名曲を大放出しており駄曲なんて一曲もないです。まさに奇跡のアルバム。個人的には一曲目の「AL PERRIN, AT THE END OF MONTH」が超ポップで大好き。「HOME」なんて絶対ソフトロック好きにも受けます。バック陣にエリック・ワイズバーグの名前があるのも注目ですね。
CD化されてたんですが、どうやら廃盤のようです。残念。こんな名盤、ぜひ再びCDでリイシューして欲しいですね。
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テキサスはオースティンのフォーク・トリオUNCLE WALT'S BANDは本当に大好きで、彼らの1stは私のオールタイム・ベストの20枚の中に常に居座っているアルバムです。そんなUNCLE WALT'S BANDのメンバーでもあるWALTER HYATTのHPでCD化されて販売されている・・・という情報を得て、さっそくHPを覗いてみました。
確かにUNCLE WALT'S BANDの3枚がオリジナルのフォーマットでCD化されています(ただしCDRらしいけど)。その中に『6-26-79』と題された見たことのないジャケが・・・。何のコメントもなく「From the original cassett」とだけ書かれてました。アルバム・タイトルからして、カセット・オンリーのライブ音源なのでは??なんて思って通販を頼んじゃいましたよ。
で、本日届いたCDを聴いてるんですが、ライブではなくスタジオ録音でした。随分ラフな録音なんでデモみたいなもんだと思います。未発表音源?・・・と思ってたんですが、ここでピンときちゃったんですよね。おもむろにCDラックから取り出してきたのは1991年にCDでリリースされたUNCLE WALT'S BANDの編集版CD『THE GIRL ON THE SUNNY SHORE』なんですが、このCDにはアルバムに収録されていない音源が多数含まれてるんですよね。で、チェックしてみたら見事なまでに同じ音源でございました。それも『6-26-79』に収録された11曲中10曲が『THE GIRL ON THE SUNNY SHORE』に収録されてるんですよ。ありゃ同じCDを買っちゃったよ〜。思わずガックリです。
WALTER HYATTのHPを見て『6-26-79』が気になった方・・・既に『THE GIRL ON THE SUNNY SHORE』をお持ちでしたら購入は見送りましょう。
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ただいまのBGMはBILL & RON MOOREの1969年にリリースされた『LO AND BEHOLD...』なり。ケンタッキーのマイナー・フォーク・デュオによる唯一のアルバム。オリジナルは4曲しかないんで、SSWアルバムとしては物足りなさもありますが、レイト60'Sらしいドリーミーな音が最高に素敵過ぎます。
RON MOOREは70年代に素晴らしいアルバムを何枚もリリースしていて、このブログでも取り上げたことがあるんでご存じの方も多いでしょう。マイナーなSSW好きには割と有名な名前です。彼のアルバムはマイナー・プレスばかりなんで、どれもそれなりにレアなんですが、このBILL MOORE(兄弟?)とのデュオ名義による1st(デュオとしては唯一のアルバム)が1番見かけないように思います。
先にも書いたようにオリジナル曲は4曲だけ。他はフォーク・ソングのカバー。取り上げた曲が「SCARBOROUGH FAIR」「EARLY MORNING RAIN」「PUNKY'S DILEMMA」「THE BOXER」「GET TOGETHER」・・・なんて書くと60年代のフォークとか聴いてる方にはピンとくると思います。サイモン&ガーファンクルの曲が数曲取り上げられてる通り、そんな感じのタイプなんですよね。ただマイナーゆえか、そのチープさがドリーミーに響くんだから面白いものです。
ヤフオク出品中
結構内容の良いものを放出しています。興味のある方はぜひ!
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ただいまのBGMはNAOMI LEWISの1975年にリリースされた1st『COTTAGE SONGS』なり。昨年末だったか韓国から奇跡のCD化となりました。これは昔から人気盤なんですが、激レア盤でもありました。海外のオークションでも数百ドルという価格になっちゃってます。そんな激レア盤に手が出るはずもないんですが、幸い音楽仲間に聴かせてもらえる機会ががあり、2ndとともに長らく愛聴しておりました。そんな大好きなアルバムが紙ジャケでCD化ですからスゴイ時代です。
自主盤だし、ジャケの様相からしてフォーク・アルバムと思われそうですが、結構バラエティに富んだ音作りがされてるんですよね。確かにフォーキーな曲が核になってますが、なかなかグルーヴィーな曲やファンキーな曲まで収録されてます。どれもが彼女のオリジナルなんでその曲作りのセンスには脱帽モノです。それに女性SSWアルバムの魅力でもある、その美しい歌声もまた素敵なんですよね。いわゆる自主盤によくあるチープな感じはしませんので、とても聴きやすいと思います。
同時にこれまた激レアな2ndも一緒にCD化されてますので合わせてお聴きください。買えるうちに買っておきましょう。
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ただいまのBGMはBEACON CITY BANDの『BEACON CITY BAND』なり。1981年のリリースなれど70年代を思わせる優しくも心温まるフォーキー・バンドで女性を含む4人組。ギター、ベース、マンドリンを中心としたドラムレスで、男女ボーカル&ハーモニーが心地よすぎます。
たぶんテキサスのマイナー・バンドなんですが、広大なアメリカにはこんな田舎臭くも素敵なバンドがたくさん存在してるんでしょうね。時代に流されない、その土地に根付いたルーツ・ミュージックを愛する若者達がね。これもそんな典型的なルーラル・バンドなんだけど、素朴な中に温かみがあるまさにグッドタイム・ミュージックの鏡ともいえる素敵なアルバム。
捨て曲なしで、どれも魅力的に響きます。ギターやマンドリンといったストリングス中心のサウンドなんだけど、曲によってはハーモニカやリコーダーなんかが絡んでいたりします。渋いジャケもモロに好みの名盤。でも、中古で1000円くらいで見かけたりもしてたんで、嬉しい反面、ちょっと寂しさも感じたりしています(笑)。