addsomemusic2009-08-01



 ただいまのBGMはTHE REAL THINGの『ARTWORK』なり。何年のリリースなのかは不明ですが、間違いなく70年代の音。ミネソタのARTRONICSというクリスチャン系のレーベルからなんですが、このレーベルにはかなり良いアルバムが多いんで要注意です(つまんないクリスチャン・アルバムも多いですが)。


 これを購入した理由は間違いなく「ジャケ買い」でした。だけど針を落とした瞬間ビックリしたなぁ。キャット・スティーブンスの「FATHER AND SON」のシンプルなカバーが流れてきましたから。お世辞にも歌が上手いとは言い難いバンドですが、そのピュアな音に胸が締め付けられるようでした。そして続く曲がCSNの「SUITE: JUDY BLUE EYES」のカバーだったのに更に驚いた。CSNを10倍くらいショボくしたようなものだけど、なぜかこれも染みたんですよ。ローカル・フォーキー・バンドならではの瑞々しさですよねぇ。こんな感覚はマイナー・プレスものや自主盤にしか味わえないようなもの。こんなのが好きでマイナーなアルバムを私は探してるんだろうなぁと実感しちゃいました。他にもダニー・ハサウェイの「MAGNIFICENT SANCTUARY BAND」なんてのもある。これは最初全然気がつかなかった。ハーモニー全開でソフロ・テイストが溢れていて最高のデキだと思います。


 特にA面が最強。初めて聴いた瞬間からずっと愛聴盤の仲間入りです。THE REAL THINGのアルバムはもう1枚『THE REAL THING』を持っていますが、こちらはもっと洗練されてグルーヴィーなノリが加わりました。もちろんこちらも名盤です。激オススメ!